
9月の定例会では、東京鑑定の森田翔太様をお迎えし、「データから読み解く!中部圏の不動産ニーズの動向」についてお話しいただきました。
不動産市場では、三大都市圏や地方主要都市で地価が継続的に上昇し、資材高騰や人件費増による建築費の高騰を受け、新築マンション価格が高騰しています。価格は年収の10倍を超える水準に達するケースもあり、若年層が持ち家を取得するハードルは非常に高くなっています。人口減少が進むなか、都市中心部への需要集中とコンパクトシティ化が進行し、若年層を中心に賃貸志向が強まるなど住まい選びの多様化が進んでいます。今後の住まい選びや資産形成においては、このような都市構造の変化を考慮した多角的な視点での考察が不可欠であると認識いたしました。

